【ナノブロ】サグラダ・ファミリア(完成時)
サグラダ・ファミリア(完成時)
正面側より。
通常、大聖堂の正面は西側だが、サグラダ・ファミリアでは南らしい。
内陣側より。
こうして見ると、奇怪で個性の塊の様なサグラダ・ファミリアも、実は全体の構造は実に正統的な大聖堂を踏襲していることが判る。
ただし、フライング・バットレスは使われていない。
一般的な大聖堂の構造については4月14日に紹介した「大聖堂」を参照。
製作は2011年1月。
ちなみに当時のナノブロック主力商品は世界の建築物で、サグラダ・ファミリアもラインナップされていた。
(画像は拾い物)
だがこれは有名な「降誕のファサード」のみのモデル化。
サグラダ・ファミリアは現在も建築中なので、完成時の全体像を小スケールで立体化してみたのが今回の作品。
当時は資料が非常に少なかったが、ナショナル・ジオグラフィック誌にサグラダ・ファミリア完成予想図が載ってたのでそれを資料にした。
全体の透視図が一葉といくつかのイラストしかなく、細部がよく判らないので逆にテキトーに作れて楽ちん。
資料不足のわりに各塔の高さは載ってたので、プレート1層の厚みを10メートルに換算して高さを決定。
各部のサイズや配置は基礎部分の図面があったのでそれに準じている。
これまた楽ちんこの上なし…。
中央に建つ「イエスの塔」だけは十字架がオーバースケールになったせいで高すぎるが、透視図ではこのくらいの高さに見えるのでよしとした。
ナノブロでの建築物というのはただブロックをタテヨコに積むだけなので誰が作ってもほぼ同じものが出来ると思うのだが、その分 凝った組み方の出来ない私には向いてるかも…。
なお、後年になって公式からムチャクチャ精密なサグラダ・ファミリア完成時の大型キットが発売された。