真社会性の予言獣
はい、今をときめく人気動物、ハダカデバネズミでーす。
思いついて10分くらいカチャカチャやってたら、手持ちのピンク色パーツを綺麗に使い切って完成した奇跡の一品。
実物はこんな。
(画像は拾い物)
「予言獣」つっても妖怪『件』(くだん)とかの「予言をする獣」じゃなくて(それはそれでいつか作りたいけど)、「存在を予言されてた獣」。
リチャード・アリグザンダーというおっさんが「もし哺乳類に真社会性(ハチ等の様に繁殖カーストだけが繁殖する)のやつがいるとしたら、地下で根茎とか喰ってる筈」みたいなコト言ってたら、ホントにいたという…。
この予言以前にハダカデバネズミ自体は発見されていたのだが、真社会性ということは知られていなかったのだ。
地下の巣も製作。
巣の出入り口は「ボルケーノ」と呼ばれ、書き出した土が火山の噴火口の様に盛り上がる。
実際に作ったのはこっちが先。
だがコレを人に見せてもその人がハダカデバネズミとはどんな動物なのかを知らなければ、巣内のピンクのパーツをハダカデバネズミに見立てることは困難…
という訳で後に本体も製作。
本当はトンネルや部屋をいっぱい作ってハダカデバネズミが20匹くらいひしめきあってる感じにしたかったが、手持ちパーツの限界により断念。
ちなみにハダカデバネズミは殆ど癌にかかることがなく、寿命も30年程と異常に長い。
これはひとつには地下トンネルという低酸素環境のせいらしい。
まぁ活性酸素はDNAを破壊するしね…
だが長い寿命と病気への抵抗性は単なる地下生活の副産物ではなく、もっと積極的な適応の結果らしい。
真社会性の動物はコロニーの存続が生命線。
だが頻繁な繁殖カーストの入れ替わりは思わぬトラブルにつながる。
そのため、繁殖カーストは長命化することが多い。
シロアリの女王と王とかね。
ハダカデバネズミもそれみたいなもん。
東京にある有名なネズミのお城に行ってきました〜!
左下に見えるのが寝室。
寝室のアップ。
彼らはワーカー(労働階級)で、お互いの体温を維持するための「おふとん係」。