【ナノブロ】戦艦大和風味
当時最大級のナノブロ大型セット、「戦艦大和」を改造。
「大和をより正確に再現する」ことを目標にせず、「とにかくケレン味溢れる格好良い戦艦にする」ことを目指している。
しかし製品版はそもそもどうにも大和とイメージが違うよーな。
とりあえず気になる部分をピックアップ。
○艦体が上下に分厚すぎる(特に艦首)
○艦首が左右に広すぎる
○砲塔が分厚すぎて浮いて見える
○マスト・副艦橋あたりの形状が無茶苦茶。
最初はナノブロでマストが斜めに生えているのを再現するのは困難なので諦めたのかと思ったのだが、それにしては位置も数も変。
それに再現できるはずの副艦橋も無茶な形。
何故こういう表現になったのか、意図が全くわからない。
なぜか模型メーカーのハセガワが協力していることになっているのだが、それでこのクオリティー?
ちなみにパッケージ写真と組立図では艦首の紋章や煙突の位置が微妙に違ってるし…。
以上を踏まえ、改修しつつ組み立て。
巨大な艦体を一旦説明図通りに組んでから改造するのはものすごく大変そうなので、説明図を睨みながら仮組なしの一発勝負でいきなり形状を変更。
艦体は1プレート分、薄くしている。
同時に艦首は厚みも左右も実物以上に薄くシャープに。
製品は艦体中央に艦橋があり、これは実物通りなのだが、宇宙戦艦ヤマト世代としては「艦橋はやや後方に配置すべし」という不文律があるので、6ポッチ後ろにずらして配置。
第一副砲塔がセンターにくるバランス。
砲塔などの構造物もそれに合わせて後ろ倒しに。
主砲塔は1プレート分薄く仕上げ、砲身を延長。
さらに砲身がやや上を向くように工夫してみた。
大和はむき出しの副砲塔基部が弱点らしいので、ここをカバーすべく勝手に装甲化。
ちなみに宇宙戦艦ヤマトには第二主砲塔の左右が装甲化されている設定とされていない設定の2種類がある模様。
装甲なしの方がメジャーだが、個人的にはありが好きなのでこれをイメージして第二主砲塔~第一副砲塔側面と第二副砲塔の側面をカバー。
ただし、上甲板の上を人間が往来できる様に通路を残した。
マストは艦体に接合せず、「ペン立ての中でペンが斜めに立てられている」感じでもたれさせている。
ここは実物通り黒にしたが、太すぎるせいかやたらと目立つ様なので、もう少し淡い色でもいいかも。
副艦橋は資料を見ながら再現。
艦体後部の構造物はあっさりしすぎなので、クレーンなど細かいところをネチネチとディテールアップ。
艦橋を後ろ倒したしわよせで手狭だが気にしな~い。
各部の透明パーツはチャチに見えるので艦橋のレーダー以外には使用せず。
大和も現在は海底に沈んだことだし深海シリーズ第4弾ってことで。
もしくは昨日に引き続き「海の藻屑シリーズ第2弾」。
制作は2009年9月。