宇宙艦艇3
はい、いつもの宇宙空母。
当時、私の中で空母ブームだったのだ。
【宇宙空母その3】
やっぱね、三段空母ってイイよね。
でもアレってデザインとして完成されすぎてて、どうやっても「アレ」にしかならんのよね。
という訳でそういう時の常套手段、「上下をひっくりかえす」。
で、「三段」っていうトコ以外はいつも通りのアレ。
銀英伝の帝国軍っぽいシルエット&下部に背負い式砲塔。
でももともと「似たような艦艇がズラズラ並ぶのイイよね」というコンセプトなので自己模倣上等。
あ、砲塔ついてるし航空戦艦か。
ちなみに私は宇宙艦艇の下部によく砲塔や艦橋やセンサー類をつけるが、これは
「宇宙船なのに水上艦艇に似過ぎなのもどうよ…宇宙なんだから砲塔や艦橋は上になくてもいい。むしろ宇宙でもそれらを上につけちゃうのは常識に捉われ、重力に魂を惹かれてる証左」
という考えに基づく。
要は「重力なんて気にしてませんよ」という記号。
昔、模型誌で横山宏氏がデザインのコツとして「空気抵抗を気にしてるフリをして本当は無視する」みたいなことを言っておられたので、そのひそみに倣って「考証してるフリしてホントはテキトー」
がコンセプト。
全長27ポッチなので270メートル級。
「艦載機どこにしまうねん」問題を解決するため、今回は船殻をちょっと左右に膨らませてみた。
飛行甲板の透明パーツはパーツ接合の必要上入れただけで、実際には抜けている、あるいは「細かいトラス構造を透明パーツで表現している」とお考えいただければ…。
【設定】
まぁ宇宙空母なんて艦載機を何十機も積めるものではなく、せいぜい十数機が関の山…
でもその十数機を素早く発進させることが求められた結果、誕生したのがこの艦。
3枚の飛行甲板のうち上の二枚は裏表両面使えるリバーシブル。合計5面×2レーンで10機、左右補機上のカタパルトにあらかじめセットしておけばさらに2機で合計12機を短時間で射出可能…というアホっぽい設定。