製品をプチ改造42:ティラノサウルス
「クリエイター ダイナソー」(31058)をプチ改造。
全身。プチ改造と言いつつ、製品を2セット使用、さらにパーツをちょい足し。
製品版はこんな。
…何とも貧相…。(画像は拾いもの)
まずは頭部。製品版の頭部は丸っこくてトカゲかジャガイモみたいなので、少し実物に寄せている。ティラノサウルスの複雑な頭部形状を再現するのは難しい。おまけに私は「一から作り方を考えるのは面倒なので、できればありものの改造で済ませたい」というものぐさなので、基本的な構造は変えずに表面的な改造のみで。
精密な表現がしたいなら最初からレゴなどという限界付けられた素材は選ばない訳で、レゴで表現するなら「捨てる要素」と「拾う要素」をはっきり切り分けておいた方が良い(というのを言い訳に、出来る筈の精密表現もしなくなりがちな私)。
今回、拾ったのは
◉鼻筋は左右に細く、眼窩の前あたりでY字状になっている
◉目の位置は製品版よりやや前
◉頭骨は後半で急に幅広になる
◉下顎後方はがっしり太い
といったあたり。
続いて首・胴体・尾。首・胴体・尾はとりあえず延長&ボリュームアップ。
首は特に頭部とつながる部分がやけにくびれてるので太くし、頸肋の張り出しも再現。
首・胴体・尾が長くなった分、相対的に頭部が小さくなった筈だが、何故か製品版より頭でっかちに見える…。おそらく大型化した頸が、我々の目には「後頭部」として頭部にカウントされるせいだろう。まぁ若干のデフォルメ版ってコトで。
腹部は恥骨先端の張り出し(ピュービック・ブーツ)を表現。近年は「腹部は腹肋があるので恥骨はさほど出っ張って見えない」という復元が標準的だが、私は90年代あたりの復元が一番好きなのでそこら辺は都合良くスルー。
前肢&後肢。製品版の前肢は肘関節がないので作り足してある(つってもパーツをズラしただけ)。ティラノサウルスの第二指は第一指よりかなり長いので、大きめの爪パーツでそれを表現。
後肢は股関節が剥き出しなので上部をカバー。実はカバー用パーツが関節パーツと干渉してしっかりハマらず、少し浮いてるのだが気にしな〜い。
ちなみにティラノサウルスは腰が左右に細く、大腿が太いのだが、レゴでは関節を仕込むためにやけに大腿が細くなったり、股関節が左右に張り出したりしがち…。この製品もそのきらいがあるが、足首がちゃんと逆関節の入ったトリ脚になってる点は素晴らしい(ココもレゴでは省略されがち)。なので足はあまりいじらず、ケヅメ(第一趾)を追加した程度(ココもレゴでは必ず無視される部分)。